長根様から、「原爆への復讐」に関連して、詩を頂きました。
長根様からは、他にもいくつかご感想や詩を頂戴しています。
長根様、ありがとうございました。
---------原爆への復讐を読んでの詩---------------
「熱帯のオーロラ」 たゆとう大河にも似た時の流れに
足掻きのつぶてと波紋の音は
いつ始まっていつ終わるとも知れない
歴史の刻みか
戻らぬ過去は作為の人間史か
夕凪と風と戯れる少年が
お下がりシャツで一番星を探し
宇宙の運行に心ときめかせば
広がるロマンは
そのまま心の宝石となり
地球を遥かに眺める宇宙への夢に
溶け込んで行った
人類は北半球と南半球の天空に
それぞれ動く事のない星
北極星と南十字星を発見し
希望と夢を明日に託して生きて来た
だがそれは同時に
人類の意固地と
こだわりの幕開けともなった
やがて武力の非行へと突っ走しり
打ちのめし打ちのめされて
泣き濡れて
武力の勝利も虚しく
心の乾きを持て余す
我が手さえ見失うほどな漆黒の暗闇で
その身は焦熱を抱く
焼け爛れた心は
彷徨う身を引きずり
観る星は違っても
思いの丈は同じと唇を噛む
星々のきらめきに涙誘われつつ
心の足掻きと焦熱は消えることのない
その明け暮れはついに
虚栄で塗り固めた神を作った
遥か彼方の昔から在ったと云って
神の使者だと躍り出た者が
聖職の名の基で
人を敵と味方に分断し
人は人を裁きはじめた
新たな奴隷を作ったこの瞬間
人は神の奴隷に成り下がった
歴史は再び
キリキリと軋んだ音を立て始め
過去の殺戮を
口では嘆きつつ
内に
手に負えない黄砂の苛立ちと
嫉みの赤黒い炎の血を隠し持ち
自らの炎に
隠しきれない不安を抱く
神を讃えて
罵り合う矛盾を繰り返し
人は天地創造の神の理想から
いかに懸け離れているかを
思い知らされた果て
やおら隣人と両手を握り合った
その手から伝わり合えた歓喜は
処女の鼓動の早鐘にも似て
はにかみと希求が入り乱れる
心を焦がし身を焼いた
灼熱の虚構と
無力の泣き寝入りから
オーロラに眼を見張るが如く身を起こし
人は太陽の勇気に目覚めはじめる
ーーおわりーー
- 2009/04/07(火) 09:42:18|
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大道様より、「原爆への復讐」へご感想を頂きました。
大道様からは、「一輪の花」へも、ご感想をいただいております。
大道様、ありがとうございました。
⇒大道様の「一輪の花」へのご感想---------------------
熟読させて頂き、考えさせられました。
正しいこと間違ったこと、良いこと悪いこと、というのは表裏一体見る角度が違えば
全く逆になる場合もありますからね。ということはどちらも混在しているものかもしれな
いと思いました。
私は仕事で林木の育種というのを行っていて、その中でも選抜育種というのが専門で
す。
ようは我々に都合の良い木を選抜してそれをクローンにしてまた植えるという仕事で
す。
これも良い木、悪い木?という言い方をしてますが、ある意味我々の都合を勝手に押
し付けてるだけ?かもしれないです。
これが林木ではなく対人間にしてしまうといろいろと問題が起こり、今までの歴史が
そうであったのか?と思います。
そうそう「一輪の花」のくだりで「誰かを悪と裁くことは、私はその人を理解せずに
憎みます、罰します、戦います。と宣言しているのと同じこと」との話、妙に納得しちゃ
いました。
HPの更新楽しみにしています。またいろいろと情報発信お願いしますね!
- 2009/03/28(土) 21:41:07|
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中国在住の成田様から、原爆への復讐を以下の通りいただきました。それから、貴重なアドバイスもいただきました。
絵本、がんばります!☆ ありがとうございました。
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『原爆への復讐』拝見しました。
正に膝を打ちたくなる内容であり、著者の深い洞察に感銘を受けました。
東郷様が行っている活動も、HPから推測している状況ですが非常に
ユニークで、真剣に取り組んでいる事が伝わります。
絵本により、広く多くの人に伝えるという方法も素晴らしいですね。
見識、考え方、取り組み方、マーケッティング、熱意、いずれにおいても非凡なが
ら、一つだけ「こうしたほうがいいんじゃないか」という意見があります。
おこがましい傍観者の意見をお許しください。
それは、絵本自体のクオリティーです。伝えたいテーマが先行しすぎてしまい、
絵本自体が面白いものではなくなっていませんか?
日本の市場は「良いものを良いと判断できる市場」ですので、多少マーケッティング
が下手でも、お金かけなくても面白ければ、広まると思うんです。
子供は大人が読んでも面白いものしか面白く感じません。
漫画なんて特にそうで、10歳以下の子供に売れている漫画はどれも
30歳以上でも読むに耐えます。
突然勝手なメールを送ってしまい恐縮ですが、もしご本人がそこ
に気づけばもっと良い方向に加速するのでは無いかと思いメール
しました。
応援しています!ぜひ頑張ってください。
- 2008/09/01(月) 16:22:35|
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「原爆への復讐」をお読みいただいた増田さんから、以下のようなお便りをいただきました。
増田様、ありがとうございました。今後とも宜しくお願いいたします。
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東郷さま
ある人々が優越的であることへの疑問に
答える大きな糸口がこんなところにあるとは
思いもよりませんでした。確かにパール判事
に関する書を読み、又今の中東の混乱を見る
と、非常に優越的であることを忘れた人々の
存在が浮かびます。 原著の最後の章は非
常に大切なことを伝えていると思います。
ご活躍を心よりお祈りします。
- 2008/08/19(火) 13:21:15|
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かっさんから、以下の通り、原爆への復讐へのご感想・ご意見をいただいています。
かっさん、いつもどうもありがとうございます。M(--)M
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ひと通り全部読み終えました。とても参考になりましたよ。
そして、これはそういうものかなと。つまり、ある程度わかってる人が参考というか、確認というか。。。する本というような。。。
身も蓋もない言い方かも知れませんが、思うに人に何か教えるのというのは非常に難しく、新たなコントロールに入れるだけだったり、やっぱり実体験で自分でワカルしかない気も、改めてした次第です。私がある程度、恨みや憎しみを超えていられるのも、そのように考えているからだと思います。
つまり必然ということですね。
そもそも現代の組織の上の方に居るユーシューな?人達は、失敗の経験とかが決定的に不足していると思いますよ。
あとこれはもし自分が書くんだったら。。。という感じの感想ですが、東郷さんとしては「仮に」いってるだけなのかも知れませんけれど、結論?の「人間は信頼できるウンヌン」について、これだと善悪といっしょかなと。
そもそも何でもそうですが、信じる(信じられる)とか信じない(信じられない)の問題ではない様に思います。ただそのものを見れば良いだけで。。。
見ているうちに、その奥まで見えてきたりして、いま見てる認識が明日はまた変わったりして、より深い理解というか。。。
まあ、対象者が違うのでしょうね。釈迦に説法みたいでスミマセン( ̄□ ̄;
でもやっぱりスゴイと思いましたよ!
分析ではなく、「どう表現するか?」これは東郷さんの表現、つまり「芸術作品」ですな。
東郷さんの思い、願い、魂?が入っちゃってますねぇ。
また偉そうになっちゃいましたが、とりあえず正直な?読直後の感想ということで。。。
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ちょっと言葉が足りなかったと思ったので補足なんですが、「自分でワカルしかない」と言ったのは、東郷さんの今度の本を読んでもわからないといった意味ではないんです。
はじめに言ったように、今度の本を読めばかなり多くの人が理解出来ると思いますし、優れていると思いますが、たとえば仏教な人とかが読んで、書いてある事を理解したとしても、それを自分の問題とは受け止めずに「キリスト教とかには、まったく困ったものだ…」で終わっちゃうパターンが多いかなと。
誰かや何かを批判して、それと同じ様なコトを平気で自分もやっているのに、ぜんぜん気がつかない、とかいう問題がありますよね。
ヒトのコトはよく見えても、自分のコトって、見えないものなんですよねー。(これは自戒的なイミです)
だから理解してもしなくても、誤解してもしなくても、自分のコトは自分でなんとかするしかない、といった様なニュアンスかな。。。
それに、自分の生活がメチャクチャなのに、世界をどうこうするとかいってもねぇ。。。
だから本を読んでも、何を言われても、ワカンナイ人は分かんない訳ですが、それはそれで良くて、安全のために却って直ぐには理解できないように言って、「ワケのわからない変なヤツ」と思わせおき、何か起きたり必要になった時にスイッチが入って「ドカーン!」となるような。。。
「原爆への復讐」は、そういう「時限爆弾」だったりしても良いですね。
- 2008/08/11(月) 13:00:41|
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KENさんが、弊著「原爆への復讐 聖書論歴史編」をお読みになられて、以下のご感想・ご意見をメールしてくださいました。
KEN様、どうもありがとうございます!!
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私はキリスト教(一神教)とはまやかしの自由・平等・友愛を掲げる、世界侵略の道具であると思っています。
誰かの計画的なものと目的があるように感じてなりません。
今もなお侵略計画は続いていると考えています。
私自身数か月前まで大東亜戦争の背景には欧米の世界侵略があるとは知りませんし、私たちの文明が黒人奴隷や有色人種の犠牲の上に成り立っていると走りませんでした。
しかし、最近歴史に興味を持ち、調べていくうちに、欧米諸国がしてきた植民地争奪戦、残虐行為の数々を知り、あの人たちの言う自由や平等とは何なのかと疑問を持っていました。
キリスト教のいう「神」は自己顕示欲が強い人間か宇宙人のように感じます。超越的なものではなく、人間・生物臭いです。
広島大学教授である田宗鳳氏の著書も一神教の弊害を表現した面白い書籍でした。
欧米人の作りだしたシステム(主義思想含む)にはどうしても”搾取”が根底にあります。
搾取・貧困・紛争は一神教や欧米思想をもとにしています。
我々はこの欧米思想、物質文明から脱却し、お互いを認め合い、譲り合う調和の世界を創造していくべきであると感じます。
調和即愛 愛即調和。奉仕の精神です。愛こそ人類に与えられた最大のテーマだと思うのです。
しかし、この欧米思想からの脱却という発想自体も善悪中毒なのかもしれません。
私自身、善悪(よいわるい)で判断してしまうところがおおいにあるので、善悪中毒をアマゾンで購入し勉強します。早速読んでみたいと思います。
また、アメリカは恐ろしい国です。傲慢そのものです。
EUも曲者です。
アメリカンヒーロー、聖書、アメリカンドリームすべて洗脳でありましょう。
「広島原爆資料館へ確認したところ、広島の原爆資料館を訪れた現職米国大統領は、ただの一人も存在しない」
この文章は大変悔しい思いをしました。政治的おもわくがあるにせよどう考えてもあれは人体実験であったのだから、謝罪するべきです。
また、日本の欧米化は生活習慣や食生活をみても進んでいます。
犯罪率も増える事でしょう。残念で仕方がありません。
家族機能の崩壊、権利主張、肉食化、教育の崩壊、自己中心主義
すべて欧米思想の弊害です。
色々考えさせられました。
ありがとうございました。
- 2008/08/08(金) 17:57:29|
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感想文:原爆への復讐(聖書論歴史編)(カテゴリートップ頁)
このカテゴリーでは、WEB本「原爆への復讐(聖書論歴史編)」への読者感想文を発表しています。
本書は、「平和の絵本」の運動の思想的な土台となる善悪中毒シリーズの2巻目となります。
もし、宜しければあなたの感想文もメールください。
参考
WEB本「原爆への復讐」の表紙頁へ
- 1970/02/01(日) 17:08:42|
- 感想文;原爆への復讐|
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